Hallberg-Rassy 342

慎重な評価を要する名艇
ホルベルグ・ラッシー342は、世界に向けての初めて、2005年8月26日〜28日にスウェーデンで披露されました。この新しいモデルの成功は最初から約束されたようなものでした。
ちょうど15年前、革命的ともいわれたホルベルグ・ラッシー34が発売されました。それまでは、セーリングの楽しみと、このように快適で上品なヨット生活とを一緒に味わうことができる船がなかったのです。このモデルが販売された500以上の販売ヤードでのベストセラーの一つとなったことでもすばらしさがわかります。ホルベルグ・ラッシー342は、ホルベルグ・ラッシー34のすべての良い点を引き継ぎ、かつすべてにおいて少しずつ改良されるよう設計し直したのです。キーワードとなるのは、セーリングのパフォーマンス、時代を超えた優美さ、心地よさ、美しい内装の造作、そしてハンドリングのしやすさをすべて兼ね備えたモデルということです。しかしながら、ホルベルグ・ラッシー342はそのハル寸法でもより素晴らしいことを証明しています。 例えばこれらがその一例です
- 40cm(1フィートと3と ½ インチ)長い喫水線
- 9cm(3 ½インチ)長いサロンのベッド
- 11cm(4 ½ inches) 長い前方キャビンのベッド
- より広々としたベッド
- 5cm(1 ¾ インチ)広く、1.91 m (6 フィート 3 インチ)になったメインサロン
- より大きいタンク容量。燃料と水のタンクはそれぞれ10リットル大きくなっています。
より大きくなったメインセールと、少し小さくなり、オーバラップがわずかになったジェノアセールにより、リグは扱いやすくなりました。セール・タッカーも使えるようになりました。Frers氏の最近のデザインにより性能向上がもたらされています。ラダーは、摩擦を最小限に抑え、自動調整用のベアリングを採用しています。
コックピットには背中の形状に沿わせた背もたれより快適な座り心地の良いシートがあり、縁も最大5cm(2インチ)高くなって、より保護能力を上げています。コックピットのロッカーも大きくなっています。
重量配分についても、例えば水タンクやバッテリーをよりボートの中心には位置するなどして、改良を施されています。もちろん、キールもより厚くして重心を下方にしています。これらすべての改良が、セーリングと遠洋クルージングの性能を大きく向上させています。
内部を明るく保つため、より広いサイドウインドウを採用し、開閉可能のポートライトを以前の5つから10に増やしています。 前方のキャビンにあるデッキハッチはより大きいものが採用され、多くの光や換気のためだけでなく、ファーリング・ジェネカセールやコードゼロセールの出し入れをより容易にできるよう配慮されています。現在人工大理石(CORIAN)のシンクと調理台のあるヘッドコンパートメントは、6 cm (2 ½インチ)長くなり、濡れたもの用のロッカーとしてもご利用いただけます。
バッテリーはいわゆるフラットプレートのタイプで、以前のものよりディープサイクルの性能を向上しています。バッテリ容量も124から225Ahへと改良されています。エンジンの子オルタネータも60Aから115A へと強化されています。
新しいホルベルグ・ラッシー342は、最新の装備と素晴らしい遠洋航行の性能を持ち、オーナーに所有することの喜びを与えてくれるクルーザーです。
発表からの短い間にも、フィンランド、アイルランド、日本、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、ドイツ、オランダ、オーストリア、ファラオ諸島、イギリス、およびアメリカから、将来のオーナ達のと注文が向上に入ってきています。この新しい342のお客様と彼らのホルベルグ・ラッシーへの信頼が、私どもの責任遂行の大きな力となるのです。
ヨーロッパで最大のセーリング雑誌、「Yacht」 (ドイツ) の2005年16号では、ホルベルグ・ラッシー342のテストの後、このように述べています。
『Frers氏はこのベストセラー艇のシリーズに、より快適でより上品なラインを加えた。セーリングの性能は素晴らしい、軽風域ではもちろん、風が強くなればなるほどレスポンス良くスピードが向上するのです。この船の反応はとても良いのですが、神経質に反応しすぎるというわけではありません。セールをセットした瞬間から、信頼感、フレッシュウィンドすらつかめる感覚をこの船は与えてくれるでしょう。船体とデッキは完全に密封され、ポリエステル混合液で整形されているので、合成が高まり、荒天でも快適な乗り心地を約束してくれます。
品質の高さはすべての工程にわたって確保されており、専門家でないものにとっても明らかにわかります。正確に取り付けられた適切なサイズのインテリア家具類や、しっかりとニスを塗ったカヤ・マホガニーのなめらかな仕上がりだけではありません。隠れたところにまで、ホルベルグ・ラッシー社の仕事は競合他社から群を抜いてます。例えば加熱用のホースは、熱損失を最小にするために二重になっています。圧力ウォーターポンプは単にどこかではなく、騒音レベルが減少するようエンジンルームのゴム内で結合されています。このようなすべてのことが、ホルベルグ・ラッシーが、理想的なクルージング・ヨットを自分たちの顧客に提供するために絶えず限界を超え取り組んでいることを示しています。
同じカテゴリーの船より多くの魅力を備えている、このホルベルグ・ラッシー342と恋に落ちるのは簡単です。でもそれは、個々の細部の魅力ではなく、全体のコンセプトの総合点が高いからです。4名の乗員にとって、10.32 x 3.42 m (33’10’’ x 11’3’’) は、市販のものでは最良のレイアウトです。このクラスのリーダとなる条件を備えています。一部の説明だけでも、この艇と競合するヨットを見つけることは困難です。もし、仮に競合がより激しく厳しい状態となっても、ホルベルグ・ラッシー342はまだ例外的に安定した地位を獲得していることでしょう。私たちがこれほど慎重にヨットを評価することはほとんどないでしょう。』
仕様
設計者 Germán Frers CEカテゴリー A - Unlimited ocean voyages 全長 10.32 m / 33' 10" 満載喫水線 9.09 m / 29' 10'' 船幅 3.42 m / 11' 3" ドラフト長
(Also available as a shallow draft version)1.82 m / 6' 0" 重量 5 300 kg / 11 684 lbs キール重量 1 950 kg / 4 300 lbs ジェノアを含むセールエリア 60 m² / 646 sq ft エンジン Volvo Penta D1-30 シリンダ数 3 最大出力 21 / 28 燃料タンク容量 165 litres / 44 US gallon 水タンク容量 265 litres / 71 US gallon 復元力指標 40.1 運搬時高さ(ウィンドとパルピット付) 3.92 m / 12' 10" 運搬時高さ(ウィンドとパルピット無し) 3.65 m / 12' 0" 詳細情報(英語のみ)